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理事長挨拶

理事長 佐藤 敏秀の写真

使用済燃料再処理・廃炉推進機構は、我が国の核燃料サイクル政策を確実に推進することを目的に2016年10月に設立され、これまで同政策の根幹をなす使用済燃料再処理事業およびMOX燃料加工事業の実施主体として、関係する皆さまのご指導、ご協力を得ながら、様々な施策を展開してまいりました。

その後、2023年2月に閣議決定された「GX(グリーントランスフォーメーション)実現に向けた基本方針」を受け、同年5月に安全性の確保を大前提とした原子力の活用等を目的とした「GX脱炭素電源法」が制定されました。また、「GX脱炭素電源法」において、今後本格化する我が国の廃炉事業を円滑かつ確実に推進するため、「再処理等拠出金法」が改正され、当機構に全国の廃炉推進業務が追加されることとなりました。

当機構は、これまでの核燃料サイクル業務に加え、全国の廃炉推進に向けた総合的マネジメント業務等にも取り組んでいくこととなり、2024年4月より組織体制を拡充し、その一歩を踏み出したところです。

当機構は、我が国の原子力政策推進の一翼を担うことについて、大きな誇りと強い責任感を持ち、課せられた使命をしっかりと果たして参りますので、皆さまには、これまで同様、当機構に対するご理解とご協力をいただきますよう、心よりお願い申し上げます。

2024年4月
使用済燃料再処理・廃炉推進機構 理事長
佐藤 敏秀