原子力発電所では、ウラン燃料やMOX燃料を利用して発電しており、通常、MOX燃料は炉心の約3分の1までしか装荷できませんが、2008年5月から電源開発株式会社が建設中の大間原子力発電所では、炉心の全てがMOX燃料でも安全に発電することが可能な設計となっています。 日本全体のプルトニウムの回収と利用のバランスを保つという観点から、他の原子力発電所よりも多くのプルトニウム消費が期待できる同発電所は、核燃料サイクルを進める上で重要な役割を担うことになります。