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クリアランス制度

廃炉で発生する廃棄物について

  • 廃炉に伴い大量の廃棄物が発生しますが、そのうち約93%が放射性廃棄物ではない廃棄物であり、一般の産業廃棄物と同様に処分や再利用されます。
  • 残りの廃棄物は「低レベル放射性廃棄物」と「クリアランス制度の確認を受けた廃棄物」に分けられます。

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出典:一般財団法人日本原子力文化財団「原子力・エネルギー図面集」

クリアランス制度について

  • 廃炉に伴い発生する放射性廃棄物のうち、放射性物質の放射能レベルが低く、人体の健康への影響がほとんどないものについては、国の認可、確認を経て、リサイクルまたは産業廃棄物として処分することができ、この制度を「クリアランス制度」といいます。
  • クリアランス制度では、人体の健康への影響がない放射能レベルの基準「クリアランスレベル」が設けられています。自然界から受ける放射線量の100分の1以下の年間0.01ミリシーベルトに相当する放射能濃度をクリアランスレベルとしています。

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出典:一般財団法人日本原子力文化財団「原子力・エネルギー図面集」

  • 実際に発電所の解体工事にともなって発生した金属などは、クリアランス制度に従って再利用されています。

ベンチの写真

花壇の写真

出典:日本原子力発電㈱ホームページ